【発達障害×自転車練習】「乗りたいのに乗れない」発達障害の息子と自転車練習を続ける親の奮闘記

癇癪

癇癪と自転車練習の現実

 我が家の長男は、自閉症スペクトラム症(ASD)の診断を受けている小学3年生。

 自転車練習は小学校に入ってから本格的に始め、早くも3年目に突入しています。

「乗りたい」「乗らなきゃ」という気持ちはあるのに、なかなかうまくいかない。そんなもどかしさから、練習中はすぐに癇癪を起こしてしまうのです。

 泣いて、怒って、親に八つ当たりして…それでもなんとか練習を続けています。

 私たち親も試行錯誤の連続。現在は次の3つを意識して取り組んでいます。

意識している3つのポイント
  • 短時間で切り上げる
  • 無理強いはしない
  • とにかく褒める!

 乗れるようになる日がいつ来るのかはまだわかりません。

 でも、親として一番大事なのは、焦らず・イライラせず・根気強く寄り添うことだと感じています。

発達障害を持つ長男の特性

 長男は幼稚園の頃、自閉症スペクトラム症と診断され、現在も療育に通っています。

 彼は本当に明るくて、笑顔や笑い声が周囲を幸せにする存在。だけど、発達障害という特性ゆえの難しさも日々感じています。

私が感じている長男の特性

長男の特性(私の目線からみた長男です)
  • 未体験の物事は、失敗が怖いのでチャレンジしたくない
  • 親に何か指摘されるのを極端に嫌い、少しでも「注意される」と感じたら、親の話を聞こうとしなくなる
  • 困るとすぐに癇癪を起こす
  • 超絶に空気が読めない
  • だけど、日常生活の良い面をほめられると目を輝かせて喜ぶ(これがたまらなく好き)
  • 典型的なほめると伸びるタイプ
  • 楽しいと思えることは積極的(今はYouTube、テレビゲーム、ポケカくらいだけど(笑))
  • 長男の笑顔、笑い声は人を楽しい気持ちにさせる
  • 決められたことは文句を言いながらもこなす(宿題は必ずこなす)
  • 超絶ママっ子(その愛が重くて攻撃的な感じになっていますが、、、)

「褒めて伸ばす」がやっぱり効果的。できないことに目を向けすぎず、「できたこと」にフォーカスするよう意識しています。

 長男の特性については、別記事でも紹介しているので参考にしてください。

長男と自転車の歩み

幼稚園時代:ストライダー拒否

当時、ストライダー(ペダルのない足こぎ自転車)を購入しましたが、1回乗っただけで終了…。

「怖い」という気持ちが先に立ち、以降は頑なに拒否。私たち親が無理に乗せようとしたのも、反発の一因だったかもしれません。

小学校低学年:補助輪付き自転車

知人から譲ってもらった補助輪付き自転車も、最初は怖がってなかなか乗りたがりませんでした。

でも、ここでひとつの転機が訪れます。

転機:年下の子がスイスイ乗ってる!

近所に住む4つ年下の子が、補助輪付きの自転車をすいすい乗りこなす姿を見て、長男もついに焦りを見せました。

「オレもやらなきゃ」と少しずつ自転車に乗る時間が増えてきたのです。とはいえ、その子の前で失敗するのは嫌みたいで、こっそり練習する姿が印象的でした。

補助輪付きながらも、「ちょっと乗れるようになってきたかな?」という段階に。これは大きな一歩でした。長男と自転車の歩み

幼稚園:ストライダー拒否

 幼稚園の頃、ストライダーを購入しました。

 ペダルがついていなくて、サドルに跨って足で前進するタイプの自転車もどきですね。

 これです。

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感想(473件)

 長男は、何が嫌だったのか1回だけ跨っただけで、以降は頑なに乗りませんでした。

 息子は経験のしたことのない物事に対して非常に警戒心が強く、まず先に恐怖心が前面に出てしまうため、ストライダーが怖かったんだと思います。

 パパとママが一生懸命乗せようとするものだから、臍を曲げてしまったところもあるのかもしれません。

 ことあるごとに、さりげなくストライダーをチラ見せして「乗ってみる?」と水を向けましたが、長男がストライダーに近寄ることはありませんでした(笑)

小学校低学年:補助輪付きの自転車

 補助輪付きの自転車を知人から譲り受けました。

 しかし、怖がって乗りません。

 息子は怖がりなので、これにも自分から積極的に乗ってみようと思ってくれませんでした。

ちょっとした転機:近所の4つ下の子が先に補助輪自転車を乗り回す(笑)

 私の家の近所には同世代のご家族がお住まいで、そんなご近所さんには、長男の4つ下の子供がいます。

 長男が自転車を敬遠している中、その子はあっという間に補助輪付き自転車を乗り回すようになりました(笑)

 これを見た長男は流石に焦った様子で、慌てて自転車練習に精を出すようになりました。

 ただ、その子の前で上手にできない姿を見られたくないプライドから、練習時間はそんなに増えません。

 それでも、補助輪付き自転車はほんの少しですが、乗れるようになってきたかな?という状態まで成長しました。

 大きな転機だと思っています。

 「あの子が乗れるのに、オレは乗れない、、、乗れるようにならなきゃ!」という気持ちがほんの少しでも出たということは、苦手なことに前向きになったという証拠だと思っています。

2025年も続く我が家の自転車チャレンジ

 今年も、自転車練習は続きます。

 自転車に乗れることで、バランス感覚や体力面の成長も期待できますし、本人の自信にもつながるはず。

 一方で、乗れるようになったらなったで、事故のリスクもあるので、交通ルールや安全意識はしっかり教えたいところ。

……って、ちょっと気が早いですね(笑)

 まずは、『褒めて伸ばす!』をモットーに、親子で一緒に頑張っていきたいと思います!

最後に

 うまくいかないことも多いけど、子どもの成長は確実に進んでいます。できるようになるその日まで、笑って泣いて、怒って喜んで、一歩ずつ進んでいけたらと思っています。

 お読みいただきありがとうございました。

 では、また!

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