『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』を観てきました!(ネタバレなし)
鬼滅愛あふれる我が家
2025年7月18日に全国公開された『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』。
「無限列車編」以来となる劇場版の本編映画ということで、全国の鬼滅ファンの間で大きな話題となっています。私たち夫婦も、テレビアニメや過去作にどっぷりハマった“鬼滅愛”が強いタイプ。今回ももちろん、劇場へ足を運び、155分にわたるこの壮大な物語をしっかりと目に焼き付けてきました。
この記事では、『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』をネタバレなしで紹介しつつ、映画の魅力や観賞時の注意点、そして夫婦でこの作品をどう楽しんだのかを綴っていきます。
鬼滅の刃ファンの方はもちろん、「映画館で観るべきか迷っている」という方にも参考になるよう、リアルな視点でレビューしています。特に、劇場の混雑状況やトイレ対策、長尺作品ならではの準備ポイントなども盛り込んでいますので、これから観る予定の方はぜひ読んでみてくださいね。
また、この記事は小さなお子さんがいる家庭の方や、「アニメは詳しくないけれどパートナーがファンで……」という方にも共感していただけると思います。
最初にハマっていたのは夫!連載初期から応援してきた“ガチファン”
今でこそ夫婦そろって『鬼滅の刃』を楽しんでいる我が家ですが、実はこの作品に最初にハマっていたのは夫の方でした。
私が「鬼滅の刃?」「煉獄さんって誰?」というレベルだった頃、夫はすでに『鬼滅の刃』を連載当初からチェックしていた“原作ファン”。実は若い頃に漫画を趣味で描いていたという夫は、ジャンプ作品には目がなく、「この作品は後々絶対伸びる」と思って追いかけていたそうです。
とはいえ、初期の頃はそこまで強烈な推しというわけではなかったらしく、「気になる作品のひとつ」という感覚で読んでいたとのこと。ところが、物語が進むにつれて登場する個性的なキャラクターたち――特に我妻善逸の霹靂一閃、そして煉獄杏寿郎の炭治郎たちを導く言葉、最後の笑顔に心を奪われ、本格的にどっぷりと“鬼滅沼”にハマっていったということでした。
2019年にテレビアニメ版がスタートすると、毎週深夜の放送をこっそりチェックしていたそうです。
中でも私たちが『伝説の19話』と呼んでいる、炭治郎と禰豆子が力を合わせて戦った累(るい)戦の演出には、深夜リアルタイムで視聴して、「見てしまった、、、」と一人こっそり感動したと後に聞かされました。
ただ、夫は私や子どもたちに対して「これ観て!」と作品を押し付けるようなタイプではなく、むしろ静かに、自分の中だけで楽しむことが多い人です。
私がアニメ版にハマり始めた際にも、『ヒノカミ神楽』や『煉獄さんの名シーン』などの話題を出さずに、私が体験するまでそっと待ってくれていたのが印象的でした。
「先に知ってしまうともったいないから」――。そう言って、私の“初見の感動”を大切にしてくれた夫。
予備知識のない状態で『伝説の19話』を観た私が度肝を抜かれたことは言うまでもありません。
だからこそ、私が『鬼滅の刃』の世界に引き込まれていく姿を一緒に楽しみながら、夫の中にあった鬼滅愛がどんどん溢れ出していったのは言うまでもありません(笑)
私が『鬼滅の刃』に引き込まれたことで、原作コミックも全巻大人買いしました(笑)
私たちが感動を分かち合える今、作品を通して夫の“隠れた情熱”や“想い”を知ることができたのも、まさに『鬼滅の刃』がつないでくれたご縁のようなものだと感じています。
🎞 『無限列車編』を劇場で観られなかった夫の悔しさと、今回の“再来”への強い想い
原作ファンである夫。
ですが、社会現象にまでなったあの『鬼滅の刃 無限列車編』を、実は劇場で観ることができなかったのです。
2020年、この頃、夫が『鬼滅の刃』にハマっているとは全く知らなかった頃ですが、コロナ禍の真っ只中で映画が公開された当時、夫は職業柄、外出や人の集まる場所へ行くことが難しく、リスクを取ってまで映画館に行く選択ができなかったようです。
「これは絶対映画館で観たい」という強い気持ちがありながらも、感染拡大防止や職場への配慮から断念した経験は、彼にとっては仕方ないことではあっても心残りであったようです。
その後、無限列車編のテレビ放送やリバイバル上映などが行われたときには欠かさずチェックしていたものの、やはり「初見を映画館で体感できなかった悔しさ」は残っていたようで、ことあるごとに「あれだけは劇場で観たかった」と漏らしていました。
だからこそ――今回の『無限城編 第一章 猗窩座再来』は、彼にとって絶対に劇場で観たい作品だったのです。
なぜなら、この「猗窩座編」こそが、夫が原作の中でも最も心を動かされたエピソードのひとつだったから。
ただ、夫は単身赴任中。
最寄りの映画館まではなんと車で片道1時間半。さらにいつ仕事の呼び出しが入るかわからないという不安定な勤務状況ではありましたが、なんとか公開初日のレイトショー(21:05上映)に滑り込むことができたようです。
映画を観終わったあと、「本当に映画館で観られてよかった」と感無量の様子でした。
私も劇場へ──子育ての合間を縫って“推し活”してきました
夫が無事に公開初日に『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』を鑑賞できたと聞いて、
「やっぱり私もこの目で観たい!」という気持ちが一気に高まりました。
しかし、現実はなかなか甘くありません。
我が家には小学生と幼稚園児の子どもがいて、平日は送迎や家事でバタバタ。
「子どもと一緒に観に行こうかな?」とも考えたのですが、「鬼が怖いから嫌だ」「長すぎて飽きちゃいそう」という子どもたちの一言であえなく断念……。
だけど、どうしても映画館の大スクリーンで観たい!
そんな想いが膨らむなか、なんと幸運にも平日に夫が休日出勤の振替をもらえることに、、、夫が家に戻ってきてくれることになったので、私は思いきって数時間だけ“自分時間”を確保する決断をしました。
子どもたちを夫に預け、久しぶりにひとりきりで映画館へ向かいました。
普段、アニメや漫画の世界に深く入り込むタイプではない私が、ここまで惹き込まれる作品は珍しいのですが、やはり『鬼滅の刃』にはそれだけの力があるのだと、あらためて実感しました。
特に、今回の無限城編は“劇場でこそ体感すべきスケール”だという声も多く、SNSやレビューでも「映画館で観てよかった」「音と映像の迫力が段違い」と話題になっていたことも、私の背中を押してくれました。
日常から少しだけ抜け出し、暗い劇場の中で一人静かに没入できたあの時間。
それは、ただの映画鑑賞を超えて、自分自身をリセットする特別なひとときになったように思います。
「鬼滅の刃って、やっぱりすごいな」
そんな感動と共に、久しぶりに“自分のために使った時間”に心が満たされました。
ありがとう。
【ネタバレなし】無限城編 第一章 猗窩座再来を観て──“映画館で体感する鬼滅”の凄み
ついに観てきました。
『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』──もう、ただただ圧巻のひと言に尽きます。
正直なところ、ここまでの映像美と完成度を持ったアニメ映画に出会えるとは思っていませんでした。
ストーリーの核心部分には触れませんが、原作をご存じの方も、初見で挑む方も、155分という上映時間を忘れるほどの没入体験が待っています。
無限城という異空間の描写や戦闘シーンのダイナミズムは、想像の何倍ものスケールで押し寄せてきます。
映画館の大画面と音響に包まれることで、物語の中に自分も引き込まれていくような、不思議な感覚を味わいました。
なによりも感じたのは、“この作品は映画館で観てこそ真価を発揮する”ということ。
繊細な色使いや光の演出、キャラクターの一挙手一投足に至るまで丁寧に描かれており、その世界観を最大限に堪能するにはやはり劇場が最適です。
アクションに目を奪われ、セリフに心を打たれ、映像に見とれているうちに、気がつけばエンディング。
鑑賞後にすぐ「もう一回見たい」と感じる映画って、そう多くはないと思います。
ファンの方はもちろん、これから『鬼滅の刃』を知っていく方にとっても、この作品は入り口としても非常に魅力的で、印象的な一作になるのではないでしょうか。
この記事ではネタバレを避けていますが、だからこそ「自分の目で、耳で、心で確かめてほしい」と強く思います。
“物語の重さ”と“映像の美しさ”が共存する、忘れられない時間になるはずです。
圧倒的クオリティに息を呑む!“アニメ映画”の常識を覆す完成度
『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』は、まさにアニメ映画の概念を超えた芸術作品でした。
映像、音響、演出、ストーリー、すべての要素が高次元で融合していて、「これは映画館で観なければもったいない」と心から思える出来栄えです。
まず驚かされたのが、無限城の映像表現。
闇と光が織りなす異空間は、まるでアトラクションのような没入感があり、映画館の大スクリーンで観ていると、本当に自分がその空間に引き込まれるような錯覚さえ覚えました。
立体的なカメラワーク、繊細な色彩、スピード感あふれる戦闘描写──一瞬たりとも目が離せません。
それでいて、ただ派手なだけではなく、キャラクターの心情描写やセリフの一つひとつに“重み”があるのが『鬼滅の刃』の魅力。
とにかく見せ場が次々とやってくるため、「ここが山場だな」と思っていたら、またすぐに次の“魂を揺さぶるシーン”が訪れる──そんな連続で、心が休まる暇もありませんでした。
特に感動したのは、キャスト陣の演技。
声優さんたちのセリフひとつに、感情の揺らぎや心の葛藤が丁寧に込められていて、「これは本当に“演じている”のではなく、キャラクターそのものが生きている」と思わされました。
演技の熱量と映像のクオリティが相まって、感動の波が幾重にも押し寄せてくる、そんな体験ができました。
「アニメ映画ってここまで進化していたのか」と、観終わった後もしばらく余韻から抜け出せませんでした。
最高のクオリティ!とんでもない作品に仕上がっています!
上映時間155分!? でも心配ご無用!“長い”を感じさせない没入型映画体験
「上映時間は2時間35分」と聞いて、正直最初はちょっと構えていました。
「集中力が持つかな?」「途中でトイレ行きたくなったらどうしよう?」と、普段あまり長編映画に慣れていない私にとって、155分という時間は大きなハードルに感じたのです。
でも、いざ始まってみたら……
まさかの、“あっという間”。
物語のテンポが良く、緩急のある展開が続くので、「長い」と感じる間もありません。
「え、もうこんな時間?」とエンディングを迎えたときには、少し名残惜しくさえ感じました。
事前に調べていた口コミでも「155分が短く感じた」「時計を見る暇なんてなかった」という声が多かったのですが、本当にその通り。
感情の起伏が激しい作品で、映像美やセリフに目も耳も奪われっぱなしなので、体感としては90分くらいだったんじゃないかというレベルでした。
ちなみに私は、映画の醍醐味であるポップコーン&ドリンクを楽しみながら観たのですが、トイレの心配がある方は、飲み物はゆっくり少しずつ飲むスタイルがオススメです(笑)
子育てや仕事で日常が慌ただしい方こそ、ぜひこの155分を“自分だけの濃密な時間”として味わってほしい。
きっと、スクリーンの中に没入して、心がリセットされるような感覚になるはずです。
演技を超えた“魂の叫び”──声優陣の圧巻の表現力に震えた
先ほども触れましたが、声優さんたちの演技に心を揺さぶられました。
『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』を観て、改めて感じたのは、声優さんたちの表現力の凄まじさです。
あまりに自然で、あまりに感情に訴えかけてくるその声に、「これは“演技”ではなく“生きている感情”そのものなのでは…?」と、鳥肌が立ちました。
正直、これまで私は声優の名前や演技に詳しい方ではありませんでした。
でも、今回ばかりはそんな私でも「この感情、リアルすぎる…!」と息を呑むシーンが連続。キャラクターの感情の波が、セリフと声だけでこちらにビシビシ伝わってくるんです。
特に印象的だったのは、怒り、葛藤、悲しみ、希望…それぞれのキャラクターが抱える複雑な思いを、“声”という手段だけで完璧に表現していること。
大げさでもなく、抑えすぎでもなく、キャラクター本人の心の奥から自然に湧き出たような声がそこにはありました。
これだけのクオリティがあるからこそ、観ている側は作品世界にどっぷりと没入できるのだと、深く納得しました。
映像の美しさ、音楽の演出、物語の展開……それらを“本物”に仕上げている最大の要因は、きっとこの声優陣の圧倒的な演技力。
「キャラクターに命を吹き込む」とはまさにこのことだと、感動すら覚えました。
アニメファンでなくても、声優に詳しくなくても、この作品を観ればきっと誰もが「声優さんってすごい」と思わずにいられないはず。
それほどまでに、“声”が心を揺さぶる映画体験でした。
鑑賞時のポイント
【上映前】トイレは必ず事前に!155分を快適に過ごすための準備
『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』の上映時間は2時間35分(=155分)の長丁場。
物語の密度も高く、テンポよく展開するので集中力が途切れることはありませんが、だからこそ途中で席を立ちたくないと思うのが本音ですよね。
私自身、鑑賞前にトイレは済ませましたが、鑑賞中にトイレに行きたくなるのではないかと心配でした(笑)
実際、夫は「絶対に中断したくない!」と、上映前に2回トイレを済ませ、飲み物も買わずに挑んだそうです。
私はポップコーン&ドリンクを購入しましたが、飲み物は少しずつゆっくり飲むよう意識して、無事に最後まで集中して観ることができました。
【アクセス対策】混雑必至!早めの行動で余裕を持って
上映日が平日でも週末でも、今回の『無限城編』は人気作品ゆえに劇場がかなり混雑します。
私もネットで事前に座席指定を済ませていたにもかかわらず、劇場内の混み具合に驚きました。
特に開場時間直後はロビーも売店も人でいっぱい。
「席は確保してるしギリギリで大丈夫かな」と思っていたら、座席にたどり着くまでに意外と時間がかかるんです。
実際、私が席に着いた時点ではすでに予告編が始まっていて、焦りました。
広告が長いとはいえ、15〜20分前には映画館に到着しておくのが安心です。
【予告編事情】広告は長め!だからこそ慌てず焦らず
私が劇場に入ったタイミングでは、すでに会場時間が過ぎていたので、少し焦っていたのですが、予告編や広告が20分〜25分ほど続くので開場時間に少し遅れても大丈夫だと思います。
なので、少々遅れて入ったとしても大丈夫です。
焦って走り込むよりも、ちょっと早めに入って、ゆっくり着席する方が断然おすすめです!
2回目の鑑賞もしたい!
映画館を出た瞬間、私の中にあったのは「もう一度観たい」という強烈な衝動でした。
『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』は、一度観ただけでは受け止めきれないほどの密度と熱量をもった作品です。
映像の美しさ、音響の臨場感、キャラクターの深い感情表現──すべてが圧倒的で、観終わったあともずっと心を離れない“余韻”が残りました。
1回目はストーリーに引き込まれっぱなしで全体を追うのに精一杯だったのですが、2回目はきっと、背景の演出や声優さんの細かなニュアンス、音楽のタイミングなど、さらに深く味わえる気がしています。
ただ、現実には子育て中。
なかなか再び劇場へ足を運ぶ時間を取るのは難しい……というのが本音です。
それでも「2回目、行けるものなら行きたい!」という気持ちは変わりません。
作品としての完成度が高いだけでなく、“自分にとっての特別な時間”をくれた映画体験。
大げさかもしれませんが、この映画を観た時間は、忙しい毎日のなかでほんの少し“自分を取り戻せた時間”でもありました。
これから『無限城編 第二章』『第三章』と続いていくことを考えると、
この第一章を再び劇場で観ることは、物語をより深く理解するためにもきっと意味のあることだと思います。
迷っている方がいたら、「1回観ただけで満足するには、あまりにもったいない!」と声を大にして伝えたいです。
ぜひ、自分の目で、耳で、心で、あの世界をもう一度味わってみてください。
では、また!
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