新庄監督3年目にして最高のシーズン!
2024年10月14日、北海道日本ハムファイターズがロッテに逆転勝ちし、クライマックスシリーズ1stステージを2勝1敗として、パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルに進出しました!
2022シーズンに新庄監督が就任しての3年目。集大成として挑んだ今シーズン。パリーグ制覇はならなかったですが、見事にパ・リーグ2位でクライマックスシリーズに突入し、ロッテとのヒリヒリする3試合を勝ち越し、ファイナル進出の切符を勝ち取りました。
私は、日本ハムが北海道に移転してからファンで、ニワカの範疇を超えてはいませんが、住んでいた場所が札幌ドームから程近い場所だったことから、シーズン中はもちろん、クライマックスシリーズ、日本シリーズを観戦してきましたが、家庭を持ち、仕事の都合で引っ越したり、子供が生まれてからは色々な事情から年に1回程度しか行けていません。ほぼテレビ観戦、ラジオ観戦です。
残念ながらエスコンフィールドに移転してからは一度も観戦に行っていないので、まだあの素敵なボールパークで日本ハムの応援歌を叫ぶことができていません。
しかし、そんなことも忘れさせてくれるほど、素晴らしい試合を見せてクライマックスシリーズ1stステージを勝ち上がってくれました。
テレビの前で震えました。
新庄監督って凄いですね
2021年秋だったかな?新庄監督がファイターズのBIGBOSSに就任した時、私は笑いました。
「新庄さん監督なんてできるの?」とニヤニヤしてしまいましたが、率直にこれは面白いな、さすがファイターズだなという感想を持ちました。
私たち夫婦も友人も、あの新庄剛志が日本ハムに帰ってきてくれるという事実にものすごく感情を揺さぶられました。
私個人の意見としては、ファイターズが北海道に定着したのは新庄剛志という男の力が大きかったと思っているからです。
北海道は巨人ファンが多いと言われていて、実際、私の周りもプロ野球は巨人が好きな人が多かったですし、イチローが振り子打法で一世風靡したり、松坂大輔が西武ライオンズに入団し、衝撃的なデビュー戦を飾ったり等話題はたくさんありましたが、パ・リーグはものすごく地味なリーグという印象がありました。
日本ハムが北海道に移転する時だって、申し訳ありませんがどんな選手がいるかもよく把握できていませんでした。
ですが、新庄がフライング入団発表をしたり、ド派手なポスターが札幌市内に掲示されたりと当時の新庄選手が様々なパフォーマンスを繰り広げてくれ、一気に興味を抱きました。
あくまでも個人の感想ですが、さまざまなパフォーマンスを繰り広げ、それに加えてチームも徐々に勝ち星を重ねていくことで、日本ハムを応援する道産子が一気に増えたという印象を受けました。
2006年シーズンの日本シリーズVS中日戦が私が初めて観戦した試合なのですが、球場に行って驚いたのは、老若男女のファンで球場がいっぱいだったことです。
プロ野球ファンというのは男性ばかりで、球場の男女比率は圧倒的に男性が多数派だと思っていただけに、おばちゃん観戦者の数が多かったことには衝撃を受けました。その光景を見て「あぁ、ファイターズは北海道移転して大成功したんだな。」と思いました。
栗山政権後半から新庄政権2年間の低迷期を超えて
話は飛びますが、栗山監督の長期政権後半は失速しました。
監督交代時期を見誤っているのではないかと思うほどに、後半はグズグズの状態で応援していてもなんだか気の毒になるほどでした。
新庄監督が就任してからの2年間も試練の時期でした。
2年連続最下位。試行錯誤をして若いチームが劇的な勝利をすることで波に乗っていけるのではないかと思った試合も多数ありましたが、連敗するとその負の連鎖が止まらない。チームとして堪えることができない状態が多かった様な気がします。
新庄采配にも賛否が渦巻き、チームが勝てないでいると徐々にファンのフラストレーションも溜まっていき、来場者数も伸びずにスタンドが閑散とした状態が目につきました。
しかし、集大成の今年、チームは開幕から好調を維持してそれに比例する様に観客動員数も伸びていった気がします。
勝手な言い分ですが、やはりファンはチームが勝っていると球場に足を運びたくなるものなのですね。
今年は勝ち運に乗れたと感じています。
チームが勝つことで若いチームは完全にノったと思います。オールスター前後に負け越して嫌な流れになりましたが、今年はそこを乗り越えることができました。
この要因は素人の私がとやかく分析することではありませんが、やはり監督、コーチを含むチーム全体が成熟したことや上手なトレードの活用により、ここ数年で経験豊富な選手を確保できたことが良かったのではないかと思っています。また、今年FAで獲得した山崎福也投手の入団は大きかったと個人的には思います。
生え抜きのスター清宮幸太郎選手の覚醒
その中でも私が一番嬉しいのは、清宮幸太郎選手の覚醒でした。
鳴物入りで入団し、ドラフト1位で入団直後のファン感謝祭で清宮選手が早々にメジャー宣言したとき、またどでかいスターが日本ハムに入団したな。ダルビッシュ有投手、大谷翔平選手クラスのスターになるのかな。なんて思いを馳せたものですが、その後の清宮選手は残念ながら伸び悩んでしまいました。
何か一皮剥けない。飛び抜けた活躍をしそうだと見ているこっちは勝手に期待を持ってしまうのですが、何かが足りない。そんな感覚を抱いていました。
そして、なにかと怪我が多く、活躍し始めたなと思ったら怪我で離脱という状況が続いていましたね。
今シーズン前半、怪我から復帰後は、一軍帯同で試合に出てはいたけれど結果が出ない。あれれ、清宮くんの成長曲線はここで終わりなのかな。入団して7年目。25歳。私の中ではもう既に大スターになっているはずの清宮幸太郎選手。今シーズンの前半の出来をみると、、、あぁ清宮くん、首脳陣から環境を変えるべくトレードを検討されてしまうのではないか、、、という余計なお世話を考えてしまうほどでした。
ところが、7月中旬から清宮選手は大活躍を見せます。
オールスター前に1軍に再昇格後、ヒット、ホームランを量産。
正直、好調の時期が短いというのも清宮選手の特徴だと思っていたので、あまり長続きしないのだろうなと失礼ながら思っていました。しかし、清宮選手の活躍は結局シーズンラストまで衰えることはなく、ご存知のとおりクライマックスシリーズのロッテ戦でも大事な場面でのヒットや同点となるタイムリーを放つなどその活躍に目頭が熱くなりました。
クライマックスシリーズ最終戦の同点タイムリーは気持ちが入った快打でした。
そしてヒーローインタビューで見せた涙。
どんな思いがあったのか、それは当の本人にしかわからないでしょうが、彼の苦悩を見てきたつもりでいるので、私はグッときました。もらい泣きです。
本当に頼りになる選手になってくれたと感慨深いです。
クライマックスシリーズファイナルステージも頑張れファイターズ
今日10月16日から福岡でソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズファイナルが始まります。
2024シーズンを圧倒的な戦いでパ・リーグ制覇を成し遂げた小久保ホークス。元日ハムの近藤、有原という面々にも再会ですね。強敵だ(汗)
しかし、我らがファイターズはホークスの胸を借りるつもりで挑戦者としてぶつかっていけます!怖いものはありません!緊張もするし、いつもと違うと感じる場面も多々あるでしょう!ですが、ファンは応援し続けます。エスコンでのクライマックスシリーズファーストステージはファンの応援がチームを後押しした部分ももしかしたらあるかもしれません。
今度は完全アウェーです。
ですが、何度も言いますがファンは応援し続けます!
最後まで一緒に戦おう!頑張れ!ファイターズ!