慌てず落ち着いて!家庭でできる応急対応と受診の目安
こんな時、ありませんか?
- 風邪症状が出たなと思ったら、突然ぐったりしてきた
- 朝起きたら、子どもが「気持ち悪い」と訴え、ふらふらしている
- ご飯を食べられず、ぐったりして寝てしまう
- 嘔吐してしまい、様子が明らかにおかしい
こういった症状、実は「ケトン性低血糖」の可能性があります。
小さな子どもによく見られる症状で、空腹時や体調不良のときに起こりやすいのが特徴です。
過去にも「ケトン性低血糖」に関するブログを投稿しているので参考にしてください。
家庭でできる応急対応【※注意:我が家の対処方法です。医学的な根拠に基づいているわけではないので参考程度でお願いします。】
今回は、低血糖症状が出た場合の対処方法についてまとめてみました。
見出しにも書きましたが、我が家がとっている対処法は、医学的根拠に基づいて実践しているわけではないので、この対処法を鵜呑みにせず、容態によっては必ず医師の診断を受けてください。
発症初期(最初の30分)の対応
- ブドウ糖や糖分を摂らせる
- 飲める場合は:スポーツドリンク、リンゴジュース、砂糖水など
- ラムネ、ブドウ糖タブレット、ゼリーがあれば優先して与える
- 少し元気が出たら軽食を
- バナナ、おかゆ、白ごはん、クラッカーなど消化の良い炭水化物を
嘔吐してしまい、飲食物を受け付けない場合
- 無理に飲ませないこと
- 10〜15分ほど間を空け、スプーン1杯の水分から様子を見る
- それでも吐いてしまう/飲めない → 医療機関へ連絡・受診
受診の判断ポイント
以下のような場合は、迷わず受診を!
- 意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない
- 水分が全く取れない、嘔吐が繰り返される
- 顔色が悪く、ぐったりして動けない
- 不安なときは「#8000(小児救急電話相談)」も活用
備えておきたい“家庭の救急セット”
- ブドウ糖タブレット or シロップ
- リンゴジュースや経口補水液(OS-1)
- 軽食用のバナナ・クラッカーなど
- 症状メモ帳(時間・食べたもの・吐いた回数など)
わが家の体験談
我が家の長女は、4歳の頃、風邪を引く等の体調不良が出た場合、必ず「ぐったり」→「嘔吐」→「夜間救急で点滴」→「翌日かかりつけの小児科」→「低血糖で総合病院に転院、入院」というサイクルをたどりました。
最初は、なんで嘔吐するのか理由もわからず、パニックになってしまいましたが、かかりつけの小児科の先生や入院先の医師から低血糖について説明を受けました。
原因と改善方法を教えていただき、私なりの対処法も見つけたことで、ある程度長女の体調不良になってもどっしりと構えることができるようになりました。
5歳になってからは、成長とともに低血糖症状が治ってきたのか、2回風邪をひいたものの、重症化することなく過ごせています。
まとめ:発症時のポイントはこれ!
- まずは糖分!飲めるならすぐに与える
- 吐いたら無理せず、少量ずつ様子を見て
- 飲めない・ぐったり=迷わず受診
- 普段から「備えておく」ことで安心感が増します
子どもが突然元気をなくすと、親はとても不安になります。 しかし、ケトン性低血糖は早めの対応で回復できることが多い症状です。 「落ち着いて、糖分を」「無理せず、迷ったら受診」―― この2つを覚えておくだけでも、大きな安心につながります。
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