発達障害を抱える長男の幼稚園生活【行事拒絶編】

発達子育て

年少、年中と幼稚園行事に全く参加しようとしなかった長男

 我が家の長男は、幼稚園に上がる前から発達障害の疑いがあると医師に言われており、小学校に入学する前に自閉症スペクトラム症(ASD)と診断されました。

 そのため、長男をどんな幼稚園に通わせたら、長男にプラスになるのかを熟考に熟考を重ねて、通園先の幼稚園を決めたのです。

 幼稚園選びの悪戦苦闘については、別ブログに記載しているので、どうぞそちらもご覧いただければと思います。

幼稚園の行事といえば『発表会』『運動会』

 幼稚園のイベントといえば、メインどころは『運動会』と『発表会』ですよね。

 上手に踊れるか、かけっこは一生懸命走っているか、どんな役になったのか、セリフはあるのか、周りの子達と仲良くしているかなどを楽しみですよね。

 たくさん写真を撮ったり動画撮影をしたり、頑張っている子供を誇らしげに感じられる瞬間だろうなと期待を膨らませていました。

 。。。ですが

 長男はそういった行事には、年長になるまでほぼ参加しませんでした(泣)

長男の普段の幼稚園の様子から、行事への参加は微妙かもしれないと感じとてはいました

 長男は、幼稚園生活が始まってから、全体の動きについていこうとせず、全て自分のタイミングでないと次の行動を起こせない子でした。

 幼稚園側には、長男の発達障害については事前に説明し受け入れていただいていたので、長男のそういった難しい特性があることを幼稚園側は理解してくれていました。

 幼稚園の先生とは毎日連絡帳で幼稚園での生活状況について説明を受けており(感謝しかありません)、長男の幼稚園での生活の詳細はこまめに把握することができていましたし、私も幼稚園の役員の用事等で日中に幼稚園を訪れる機会が多い時期があり、その時に長男の幼稚園の様子を見ることができました。

 長男は、みんなと一緒に絵を描いたりしているときもあれば、なぜか廊下に寝そべっていることもあったり、長男の幼稚園での生活は、まさに自由気ままでした。

 長男は、周りに合わせて行動することができないので、こういう状況であれば、行事等への参加は難しいのではないかと感じていました。

ことごとく外から眺める幼稚園行事

 初めての行事は年少時代の運動会でした。

 運動会の参加競技は、かけっこ、お遊戯、玉入れの3種目。

 日頃から幼稚園での長男の様子を教えてくれている先生からは

幼稚園の先生
幼稚園の先生

練習の時には一度もかけっこは参加できていないんです。

本番ももしかすると走れないかもしれません、、、(泣)

と言われていました。

 想定の範囲内なので、「できる範囲で頑張れ!長男!」と思い、運動会本番を迎えました。

 一緒に会場に行き、子供達の待機場所でみんなと一緒にじっと待機する長男を見て、それだけで感動してしまう夫と私(笑)

 お遊戯や玉入れはただその場にいるだけでなんのアクションも試みませんでした。次はかけっこの番ですが、なんと!!!

      スタートの号砲とともにみんなと一緒にゴールまで完走した

のです!!

 これには私たちも先生もびっくり(笑)、走るとは思ってもいなかったので、嬉しいサプライズでした。

 これでもかと長男を褒めちぎりました!

それでも、その後の行事はさっぱり参加せず。

 そんな長男でしたが、発表会を含め運動会以降の行事はさっぱり参加しませんでした。

 発表会なんかは舞台の上に立ってお客さんを前にすると緊張してしまったのか、舞台から逃げ出し、先生に確保されていました。

 結局、幼稚園年少の運動会から年長の運動会までの間、ほぼ2年間、行事には何一つ参加することはありませんでした。

 最初の頃は、競技や遊戯に参加しなくても同じ空間にいることができていましたが、途中からは会場の隅っこに1人座ってみんなの様子を見ているだけの状態でした。

 私たちはその姿をただ見ているだけ。

 たまらなく切なくなりましたが、長男としても必死に葛藤している様子なので、叱ることはせず、いつかは自分から参加すると信じて、行事に出ることで得られる達成感やその後の成長について、私たちの失敗談を交えて伝えるということを続けました。

 ですが、コロナ禍ということもあり、行事は縮小傾向となり、大規模な行事がない中でも長男は行事へ上手に参加することができませんでした。

それでも、人は成長する。

 それでも人は成長するんだということを長男から学びました。

 年長に上がり、私たちも行事への参加は無理だろうなと諦めていた頃、幼稚園の園庭でのミニかけっこ大会が開催されました。

 コロナ禍で運動会自体は中止になりましたが、幼稚園側が思い出作りにと、ミニかけっこ大会を開催してくれたのです。

 その中で、長男はかけっこに参加しました。

 みんなと一緒に走ったのです。

 驚きました。

 本当に嬉しい驚きです。泣きましたよ。

 しかも、当日休んだお友達の代打として合計2回も走ったのです。長男が走ったことに驚き嬉しくなった先生が長男を乗せてくれて2回も走らせてくれたのです。

 これが、長男の成長のきっかけだったかもしれません。

 その後、長男は発表会でもたった一言ではありますがセリフを覚えて、みんなの前で堂々と発表していました。

 人は成長する、発達障害があって他の子よりも成長が遅くても、確実に成長するんだというのを教えてもらいました。

長男は、日々成長しています。

 こんな幼稚園時代を過ごした長男でしたが、小学1年生になってからは、自宅で運動会のお遊戯の練習をして、私たちに披露してくれたりと、自己表現のやり方を少しずつ理解してきた様に思います。

 できなくても恥ずかしくない!やってみて間違えたら練習して覚えればいいんだ!ということも覚えたと思います。

 ものすごい成長だと思います。

 普通の子であれば、もっと早くにこの喜びを感じられたのかもしれませんが、長男の成長が遅い分、我が家にとってはその喜びが2倍にも3倍にもなるのです。

 長男も私たち親も何度も壁にぶち当たりますが、それでも、ゆっくりとその壁を乗り越えていけるのかなと思えたエピソードでした。

 では、また。

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