自閉症スペクトラムと診断された長男

発達子育て

長男が自閉症スペクトラムと診断されるまで

 身バレ防止のため少しフェイクを交えてお話しします。

我が家の長男は、生まれた直後から水頭症の疑いがあると言われ、新生児段階から子供専門の総合医療センターに通院することになりました。

水頭症自体は問題ありませんでしたが、その後も経過観察のために定期的に通院していたところ、息子が成長していく過程で医師から伝えられたのが『発達障害の疑い』でした。

 発達障害という言葉に、夫婦ともども頭が真っ白になりました。

 当初は、息子がまだ乳幼児であったこともあり、まだ正式な診断ではないとのことでしたが、息子には発達のでこぼこが見られるとのことでした。発達障害と言われたことにもちろんショックを受けましたが、息子の成長を見守りながら親としても発達障害について少しずつ学んでいくことにしたのです。

 息子が幼稚園に通うころになると、環境の変化から息子が徐々に癇癪を起こす様になり、年少、年中と成長していく中で落ち着いていくのかなと思っていたものの、家庭内での癇癪が増え、幼稚園では他の園児とコミュニケーションをとらず、運動会等のイベントには一切参加しない、お気に入りの先生とばかり一緒にいるという状態でした。

 そして、病院で発達診断を行った結果、『自閉症スペクトラム症』という診断がされたのでした。

 このとき、はっきりと発達障害である事実を突きつけられ、すごく落ち込んでしまい、それと同時に息子に申し訳ないという気持ちになりました。

小学校入学から現在まで

 小学校に入学するとき、支援級でお世話になるか普通級でお世話になるかは最後まで悩みました。

 嬉しいことに、幼稚園の年長さんになると、息子の精神的な成長が少しずつ見え始め、それまでは一切参加しなかった運動会やお遊戯会の各種イベントにもなんとか参加して、徒競走をしたり一言だけだけど台詞付きの役をこなしたりしていました。

 息子が少しずつ自信をつけて頑張っている姿を見ていると、普通級で生活させても大丈夫なんじゃないかと考える様になりました。

 ここは、夫婦で何度も話しました。

 最終的には支援級でお世話になることに決めたのですが、そう決めた理由としては、いろいろアドバイスを聞いていく中で、普通級で馴染めなかったりついていけなかったりした後に、「じゃあやっぱり支援級でお願いします。」というように途中から支援級に変更した場合、環境の変化についていけなかったり、少しずつ積み上げた自信がガラガラと崩壊し、より荒れてしまうというケースがあると聞いたためです。

 親から見ていて、うちの息子はその辺に非常に敏感な子だと思うので、息子の性格を考慮したときに、支援級でお世話になるという選択をしたわけです。

 結果としてこれが合っていたのか間違っていたのかはわかりません。

 学校で嫌なことがあったり、緊張するイベントが迫っているときなどは、奇声を発するチック症状がでますし、親(特に母親)に向かって暴言を吐いたり、時には手を出して攻撃をしかけてくることもあります。

 親の注意には一切耳を傾けないし、困ったなぁと深く悩むことばかりです。

これからも育児に関する投稿をしていきますので参考にしてください。

 息子は、生まれてから通い続けている病院はもとより、児童デイサービスに通所していますが、発達障害は治癒するものではないので、息子のでこぼこな成長に悩み悩み悩み続け、これからも悩み続けるのかなと思います。

 同じ悩みを抱えている家庭もたくさんあると思います。

 我が家のケースがそのまま皆さんの家庭のケースと一致することはないと思いますが、これから我が家で起こった様々な出来事をお届けしていきますので、何かの参考にしていただければと思います。

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