自閉症スペクトラム症(ASD)を抱える長男の特性と親としての向き合い方

ASD

長男は自閉症スペクトラム症を抱えています

 当ブログの主題でもある小学校3年生になる長男の発達障害。自閉症スペクトラム症(ASD)と診断され、小学校では支援級に通級しています。

 今回は、そんな長男の発達障害の特性、そして私たち家族が長男とどう向き合っているかについてお話ししたいと思います。

 発達障害児の育児に関して、何かの参考になればと思います。

長男が診断された自閉症スペクトラム症(ASD)とは

 長男は、自閉症スペクトラム症(ASD)と診断されています。

 まずは、このブログをご覧になっている方には、言われるまでもない情報だとは思いますが、自閉症スペクトラム症(ASD)について私自身が勉強した知識を要約しました。

自閉症スペクトラム症(ASD)の特徴
  • 言葉や表情、ボディランゲージ等から相手の考えていることを読み取るのが苦手
  • 自分の考えを伝えることが苦手
  • ある特定の事柄に強いこだわりを持つ
  • 自分の中でしかわからないこだわりの行動がある
  • どんな会話でも額面通りに受け取る
  • 臨機応変な対応が難しい
  • 好きなことは寝食を忘れるほど没頭する
  • 光や音、温度、匂いなどに過敏な反応を見せる

 このように、自閉症スペクトラム症(ASD)は、人の気持ちを読み取ったり、自分の気持ちを伝えるというコミュニケーションに問題を抱えます。

 では、どうしてこういう障害を抱えるのかというと、脳の神経伝達物質に異常があり、脳機能に障害が起こって認知や行動に偏りが生じるのではないかと考えられているそうです。

 今、長男には『音声チック』『汚言症』の症状も出ていて、これも脳の神経回路や神経伝達物質の異常や運動機能を調節する脳機能の障害、ストレスが原因と言われています。

 長男の場合、幼稚園の発表会前の緊張感からチック症状が出始めたので、チックについてはストレスも原因の一端ではありますが、現在は、日常的に汚言症がでているので、結局は脳の働きに何かしらの障害があるのかもしれません。

 長男の音声チックは、別記事にまとめているのでそちらも呼んでいただけると嬉しいです。

長男との接し方がわからなくなる時がある

 長男の発達障害等で一番辛いのは、どう接したら良いかわからない時があるということです。

 何を考えているかわからない、こっちが何を言っても伝わらない、 理解してもらえない。そういうことが多々あります。

 何度も何度も育て方が悪いからなのではないかと自分の育児を否定し、将来を悲観してきました。

 ですが、発達障害について調べたり、医師や療育の先生にアドバイスを求めた際によく言われるのが

    『親の育て方やしつけ方などが原因ではない』

ということです。

 これは気休めということではなく、発達障害の特性上、教育が届かないことがあるからだと理解しています。

 とはいっても、、、癇癪が起きたり、注意してもそれに反発して喧嘩になることが多々ありますから、そういった時には、やはり思い悩んでしまいます。

長男の特性について

 自閉症スペクトラム症(ASD)と一言でいっても、その症状や特性は様々ですから、長男の症状と他の子の症状は異なります。

 それは、単純に症状の出方が違うということもあると思いますし、本人の性格がベースにあってそれが影響しているのも理由かもしれません。この辺は私の個人的な意見なので、医学的、学術的見解に基づいておりませんのでご了承ください。

 長男の特性をまとめてみました。

 項目を細かく分けていますが、それぞれが繋がりがあるので、逆に読みにくかったらすいません、、、

長男の特性
  1. 非常に繊細である
  2. 人からの注意は、すなわち自分否定と捉えてしまうため小言や注意は受け入れない
  3. 感情のコントロールができず癇癪を起こしてしまう
  4. 人からの質問に怒って返す
  5. 周りの状況を把握できず、場の空気を読むことが難しい
  6. 独特の遊びをする

非常に繊細である

 長男は非常に繊細です。傷つきやすく脆いです。

 何かにチャレンジして失敗した場合、自分が傷つくと思い込んで、新しい挑戦や難しそうなことには挑戦しません。

 また、自分が変だと思われたり、傷つくことを恐れて人とのコミュニケーションを避ける傾向もあります。

 幼稚園の頃は特にこの傾向が強く、運動会や発表会にはことごとく参加しませんでした。みんながグラウンドで体操やお遊戯、かけっこをしているのを隅っこに座って眺めているだけでした。

 成長とともに少しずつ新しいことにもチャレンジできるようになって、幼稚園の年長になってからは、運動会や発表会もみんなと一緒に参加できるようになりました。

 ただ、やはり緊張するのか運動会や発表会前の音声チックはすさまじいものがあります。

 私たちの長男への対応を振り返ると、最初の頃は無理やり行事に参加させようとしていました。

 参加しないで横で見ているなんて長男くらいでしたし、参加することで「参加できた!」「やってみたら楽しかった!」という達成感を得られて精神的に成長できると思ったからです。

 長男の精神的な成長を期待しているからこそ行事には参加してほしいと思っていました。

 ですが、途中で無理強いすることはやめました。

 もちろん、頑張る気持ちを養いたい気持ちはありますが、ここは成長とともに参加できるようになるだろうという楽観的な気持ちでいることを選びました。

 ただ、行事に参加することで長男にとってどんな良いことがあるのかをさりげなく伝え続けました。もちろん、私たちが小さい頃、行事で緊張して失敗した失敗談も加えて話しました。

 長男は、私たちの失敗談に結構食いついていたので、やはりみんなの前で失敗して恥をかくことがすごく嫌だったんだと思います。

 そんな感じで行事への参加は成長とともにクリアできましたし、それに伴って少しずつ心の丈夫さも備わってきているのではないかと思っています。

人からの注意は、すなわち自分否定と捉えてしまうため小言や注意は受け入れない

 少しでも自分が「指摘される!」「攻撃される!」「傷つくかもしれない!」というシチュエーションを迎えると先制攻撃をしてきます。

 自己中心的な防衛本能とでも言えるでしょうか。

 パパでもママでも少しでも注意する言葉を言い始めると言い終わる前に大声を出したり、叩いたり引っ張ったりして攻撃してきます。

 そして大声で叫んで指摘を聞き入れようとしません。

 自分の中の防御本能を働かせてカウンターを仕掛けてくるのだと思います。そういうスイッチが入ると切り替えすることがすごく難しいです。

 そういう時は、努めて穏やかに、こちらが感情的にならないように気をつけています。こちらも感情的に怒ってしまうと長男の癇癪に拍車をかけてしまうので気をつけています。

 感情的になってしまうことはもちろんありますが、そういった時はなかなか癇癪が治らないので、やはり努めて穏やかに対応することが大事だと感じています。

 基本的に親に対してのみこう言った態度をとる長男ですが、時に学校の先生(穏やかな性格の先生)にも態度を取ることがあるので、その時はしっかりと注意します。

感情のコントロールができず癇癪を起こしてしまう

 1.と2.につながりますが、長男は感情のコントロールができません。

 感情の余白があまりなく、特に喜怒哀楽の「怒」、「哀」の余白はほとんどないんじゃないかと思うほど、こちらからすると少しのことで怒り、悲しみ、そして親に八つ当たりするという傾向にあります。

 これは仕方ないかなぁと思っています。

 感情の余白については、日頃から私たちが穏やかに過ごすことの大切さや怒ることの無意味さを伝えていくことで少しずつ成長してくれるのではないかと思っています。

 道のりは遠く険しいですが、少しずつ進んでいくしかないと思っています。

人からの質問に怒って返す

 機嫌の悪い時は、人からの質問にイライラを隠さずに怒って返答します。こちらは普通の会話をしているつもりでも長男にとってはイライラするのか、怒って怒鳴って返してきます。

 この状態は幼稚園の頃から現在までほど変わりません。

 なんども言うように、長男のこういった側面はゆっくりと成長を促していくしかないと思っています。

 そのためには、親が努めて穏やかに諭す必要があるので、そっちの方が難しいかもしれませんね(笑)

周りの状況を把握できず、場の空気を読むことが難しい

 絶対的に空気を読めません。

 しかも、こっちが空気を読んで欲しいな、ここは静かにして欲しいなという時に限って大声で騒いだり、妹によけいなちょっかいを出して大騒ぎしてしまいます。

 可愛いところもありますが、そこで注意すると怒って返してくるので困ってしまいます。

 ただ、こういうところは発達障害に限らず、子供っぽさだとも思えるので、この点はあまり神経質にならずにいたいなと思っています。

独特の遊びをする

 独特の遊びをすることも長男の特徴です。

 それは、ポケモンカードを広げてわしゃわしゃとかき混ぜるというただそれだけの遊びです。

 何が楽しいのか全く分かりませんが、ポケモンカードに興味を持ち始めた幼稚園の年中のころからその遊びを始めました。

 何十分もやっている時があります。

 全盛期は幼稚園のころで、小学生になってからはあまりやらなくなりましたが、それでもたまにやっている時があります。

 長男に聞いたことがあるのですが、ただ一言

     「わかんない。」

と言われました(笑)

 ただ単純に落ち着いたり無になれたりするからやっているのだと思います。 

発達障害で感情の起伏の激しい子と過ごすために必要なこと

 私の独断と偏見ですが、結論は一つです。それは、、、

      ある程度の鈍感力をもつこと!

です。

 正直、長男の特性や態度、突発的な行動全て真に受けていてはこちらの身が持ちません。本当に持ちません。

 なので、長男の特性が現れたら、ある程度心を閉ざしてこちらが無になります。私に攻撃的になっている場合も努めて穏やかになるために心を閉ざします(笑)

 誤解なきように説明しますが、無視はしません。

 無視や放棄をすると長男は輪をかけて興奮しますし、逆効果なのできちんと対応はします。

 ただ、客観的にというか、気持ちを入れ過ぎないというか、そういうスタンスで対応するようにしています。

 それでも、私がネガティブに陥って沈んでしまうことは多々ありますし、長男にキツい口調で注意してしまうこともあります。

 そういう時は、深呼吸して落ち着いて発達障害児の育児に関する本やネットを見返して初心に返って自分のメンタルをリセットするようにしています。

 その点で非常に助けられているのが、同じ悩みを持つ方々のSNSやブログです。

自分は一人じゃない、同じ悩みをもつ人がたくさんいる

 精神的に追い込まれることも多々ありますが、そういうときに努めて考えるようにしているのが

      自分は一人じゃない

ということです。

 ブログやSNSで発達障害児の育児について投稿している方がたくさんいます。

 発達障害児の育児をしていて思うのは「こんな状態は我が家だけで、他の家族に相談しても理解してもらえないのではないか。」という気持ちになることが非常に多いということです。

 私の場合ももちろんそういう状態が長く続きました。「普通の家庭ではこんなことで悩まないんだろうな。」というネガティブな感情に押しつぶされそうになることも多かったです。

 だけど、Instagram、ブログ、書籍にたくさんの同じ悩みを抱える方の投稿や記事を見つけることができました。本当にそれに救われました。

 もちろん、発達障害の症状はそれぞれの特性があることから、全く同じ症状の子供というのはいないに等しいですが、それでも少しでも似た症状の子の親御さんが投稿したSNS投稿等を発見すると、言葉では言い表せないくらい救われた気持ちになります。

 私がブログやInstagramを始めたきっかけもそういった孤独感を感じている発達障害育児をしているお父さんお母さんの心の負担を少しでも軽くしたいためというのもあります。(大半は自分の気持ちの吐き出し場所という意味合いが強いですが、、、)

 もちろん、医師や療育の先生に話を聞いてもらったり、サロンのように人と悩みを共有できる場所で話すのが一番良いのでしょうが、日々の仕事や家事のことを考えるとそういった機会を常設で儲けることは非常に難しいことだと感じています。

 それでも、1人で悩んでいるんじゃない。同じ悩みを抱える人は他にもいるんだ!と思えるだけでも救いだなと思っています。

そんな凸凹な長男でも綺麗事抜きで可愛い我が子です。

 まずは、よくぞ健康に大きな怪我もなくここまで育ってくれたものだと思います。

 発達障害は理解できなくて苦しいと思うことも多いけれど、間違いなく長男は長男であって私たちのかけがえのない宝物なのです。

 怒ったり、喧嘩したり、引っ掻かれたり、たまりかねて私が家出したり、、、色々苦しみがありますが、ママに甘えてニコニコ顔を見せる長男は可愛くて可愛くて仕方がないのです(笑)

 発達障害は、成長の凸凹が少なくなってくると落ち着いてくるとはよく聞きますが、長男も幼稚園の頃に比べるとそれなりに家族ともコミュニケーションを取れるようになってきましたし、学校でも友達と少しずつコミュニケーションをとっているようなので少し安心しています。

 あとは、今現在、生意気というか反抗している自分に酔っている「イタイ」早めの中二病状態なので、この状態が早く終わって欲しいなと思うのでした。

 では、また!

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