長女が『ケトン性低血糖』で入院した話

生活

なんか怖いよケトン性低血糖

 我が家の4歳の娘。

 いつも元気でよく喋りそしてよく食べる娘。

 しかし、今年に入って2回もケトン性低血糖で入院しています。

 もともと体調を崩すとよく嘔吐しており、2022年に我が家全員がコロナ感染した際は、当時2歳だった娘が最も重症化し、発熱、嘔吐といった症状が出て、一時意識が混濁してしまい、救急車を呼ぶまでに重症化してしまいました。

 この時は、お腹にウイルスが入り込んで嘔吐をしているという診断だったのですが、この後、娘は体調を崩すと一気に食欲がなくなり嘔吐するという症状が続きました。

 今年の7月に娘が手足口病にかかり、嘔吐も続いたので病院にかかりました。その時には低血糖の症状は出ていなかったのですが、病院に行った後も嘔吐が続きぐったりしてしまったことから、今度は違う病院にかかりました。

 そこで血糖値が40mg/dl以下になっていたことがわかり、急遽総合病院に入院することになりました。そこで診断されたのが『ケトン性低血糖症』でした。

 突然のことにびっくりしましたが、病院の先生によると娘は体調不良を起こすと体質的に低血糖状態になりやすいとのことらしく、それを予防するには体調不良になったときにラムネやチョコ等の甘いものを摂取して血糖値を上げると良いとアドバイスを受けました。

 その後、娘に少しでも風邪症状が見られた場合、チョコやラムネ、ときにはおにぎりを少量食べさせるなどし、低血糖状態にならないでくれよ〜とドキドキしながら様子を見続けていました。

 ところが、10月末に娘が咳をしはじめたことから、低血糖恐怖症となっている私の糖分を多めに摂らせる対策をとっていたのですが、ある日の朝、娘がぐったり元気がなくなり、前日の夜にはいつも通りの食欲でご飯を完食していたところ、一気に食欲がなくなって一口二口しか食べてくれない状態になってしまいました。

 そこで、娘が大好きなジュース、お菓子、アイスを使ってでも糖分摂取をさせようとしたのですが、娘の食欲はついに戻ることなく、その日の夜に嘔吐してしまったのです。

 そうなってしまったら、ジュースを飲んでも少量のお米を食べても嘔吐してしまい、もうお手上げ状態なので夜間救急病院で点滴を打ってもらいました。

 その時の血糖値は70mg/dlだったので、あれ、低血糖症状とは違うのかな。と思っていたのですが、翌日にかかりつけの小児科に行き、再度血糖値を計測したところ50mg/dlという数値となっていました。

 そこで7月にも入院している総合病院に再入院することになりました。

 病院の先生には、娘が体調不良となって1回でも嘔吐したら入院して1日2日程度ブドウ糖を点滴して経過観察したほうが良いとのことでした。また、成長とともに体調不良時の体内バランスも整っていくとのことで、成長を待つしかないとも言われました。

『ケトン性低血糖症』とは

 お恥ずかしながら、私は、娘がこの状態になるまで全く知りませんでしたが、ケトン性低血糖ってなんだかわかりますか? 

 インターネット情報で恐縮ですが、わかりやすく説明されているサイトがありましたので引用させていただきます。

 ケトン性低血糖症はインスリンが高い結果おこる低血糖症の場合以外の原因でおこる低血糖症です。低血糖症とは一般に乳児、幼児では血糖値が40mg/dl以下のものです。早朝空腹時、または感冒などの発熱がきっかけになりやすく、また、夕食を食べずに寝た次の日の朝、発症することが多いのです。1歳半くらいから見られます。男の子に多く、低出生体重児、または新生児期に何らかの問題があった子どもに多く見られる傾向があります。

引用元:妹尾小児科HP

 娘は、冒頭にも書いたとおりご飯はよく食べるし、甘いものも大好きです。低血糖になる前日も体調不良ながら食欲はあったので、ご飯は食べていましたし、ご飯を食べられなくて低血糖になるとは考えられませんでした。

 ですが、引用元に記載があるように、『感冒などの発熱がきっかけになりやすく』とあり、娘はまさにこれに該当するのかなと思います。

 先にも記載したとおり、今年の7月に低血糖で入院した際は、血糖値が40mg/dl以下になっていたことでブドウ糖の点滴を必要としましたし、つい先日入院した際にも血糖値が50mg/dl以下でした。

娘が低血糖になる理由

 7月は前段として手足口病を患い、それがきっかけで低血糖状態に陥っていましたが、10月の入院の際は、インフルエンザやコロナ等の感染症を発症したわけでもなく、ただの風邪症状がうっすらで始めただけでした。

 咳は出ていたのですが熱はなく、低血糖状態になる前日まで元気に過ごしご飯も普通に食べていたので、まさか低血糖状態になるとは思いもしませんでした。

 翌日、朝から元気がなくぐったりし、その日の夕方からは嘔吐が始まってしまいました。私としては前回の入院時に低血糖になっていたこともあり、そうならないように元気がない状態になってからラムネを食べさせたりリンゴジュースを飲ませたりしていましたが、嘔吐を繰り返してしまうので、接種した糖分が体内に吸収されない悪循環となってしまったようでした。

 そのため、夜に救急外来で点滴をうってもらい、翌日も症状が緩和しないことから小児科外来を受診し入院する運びとなってしまったのです。

 前段の体調不良も軽度であったことや糖分を摂取させていたということもあって、様子見が長くなってしまったかなと反省しています。娘は相当低血糖に陥りやすいんだなと改めて痛感させられた事件でした。

 病院の先生にも「体質的に低血糖になりやすいから、この子の場合は、低血糖症状が出たら1日2日点滴を打って様子を見るしかないかもね。」と言われてしまいました。

 対策としては、糖分を摂取して低血糖状態に陥るのを未然に防ぐしかないようですが、だとしても嘔吐が始まってしまうと、やはり糖分が排出されてしまうので、そうなったら点滴でブドウ糖を体内に入れるしかないなと言われてしまいました。 

今後について

 病院の先生に言われたとおり、我が家の娘の場合、低血糖でぐったりしてしまう前に糖分補給をして予防策を講じるしかないのだと思います。

 ただ、今回は食事を怠っていたわけではないため、予防対策としては正直手詰まり状態といった感じです。

 病院の先生には、嘔吐してしまった場合は点滴でブドウ糖を補給するしかないと言われているので、今後、娘が嘔吐した場合は即刻病院受診→点滴の流れになってしまうのかなと「いや〜な」覚悟を決めています。

 体調不良から低血糖でぐったりしてしまい、なおかつ嘔吐してしまうというのは、私自身が経験したことがないために、得体の知れない恐怖を感じてしまいます。

 低血糖については、成長するにつれて感冒状態になっても低血糖落ちすることなく安定するらしいので、娘の成長を待つしかないのかなと思いますが、低血糖状態に陥った時の娘のぐったりした状態が、不安で不安で仕方がありません。

 なんとか、娘が体調不良になったら、血糖値が下がる前に打てる手は全部打って、もしそれでも今回のように対策を講じても低血糖落ちした場合は、すぐに娘を病院に連れて行き、点滴を打ってもらおうと思います(汗)

 

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