はじめに|発達障害を抱える長男の幼稚園生活についてのお話
みなさん、こんにちは。
今回は、発達障害(自閉症スペクトラム症)を抱える長男の幼稚園生活についてお伝えします。
今現在は元気に小学校に通う長男ですが、幼稚園時代は行き渋りもありましたし、登園してもグズって先生たちにご迷惑もたくさんかけました。
お遊戯やかけっこが上手にできない不安から、年長になるまで幼稚園の行事にはほぼ参加することもありませんでした。
日常の生活でも自分ができないことはやらないし、廊下で1人で過ごしていた変わり者(笑)
それでも、徐々に成長し、年長時代には参加できなかった行事も参加し、卒園式にも立派に参加できた長男。
最後のクラスお別れ会の時には、入園当初からお世話になって、何かにつけて寄り添ってくれていた先生に「ずっと一緒にいてくれてありがとう」と感謝を伝えることができた長男。
長男の幼稚園生活はいろいろなことがありました。
そんな幼稚園生活を振り返りながら、発達障害児の幼稚園生活についてお話ししていこうと思います。
発達育児奮闘中のみなさんの何かの参考になればと思います。
幼稚園選びや幼稚園行事に参加しない長男の奮闘について、別ブログで投稿していますので、そちらも見ていただけると嬉しいです。


長男の幼稚園生活での奮闘記
バス通園での奮闘
長男は、3歳から幼稚園に通いました。
発達障害を抱えているためにバスでの登園は不安が募りましたが、長男にとってある種の刺激になりますし、乗車時間も短うことからバス通園を選択しました。
初日は案の定、ママから引き剥がされてバスに乗車したことでギャン泣き状態のまま幼稚園の先生に連れて行かれた長男(笑)
バス通園では、数回、お迎えの先生と格闘しましたが、ある程度すんなりとバス通園には慣れてくれたかなと思っています。
待っていたのは『行き渋り地獄』
バス通園という通園方法には慣れたものの、幼稚園に通い始めてしばらくもしないうちに『行き渋り地獄』が始まりました。
「幼稚園に行きたくない!」「なんで行かなきゃいけないの!」などなど、拙い言葉を絞り出して幼稚園を拒絶していました。
発達障害の特性もあって、自分なりのこだわりが強い長男。
我が強く気難しい性格なものですから、嫌だと思ったことはテコでも動かなくなってしまいます。
その「行かないスイッチ」がいつ入るのかがわからないので、朝の登園準備をするときは、いつ「行かないスイッチ」が発動するかヒヤヒヤしていました。
幼稚園に慣れてくると行き渋りも少なくなるかなと思ったのですが、幼稚園に慣れてからも苦手な行事等があるとその練習期間に行き渋りが激しくなるなど、長男の行き渋りはしばらく続きました。
普段はマイペースを崩さず、ひたすら我が道をいく、、、
年少の頃、長男の普段の幼稚園での様子を見てみたいと思い、幼稚園側に許可をもらって何度か見に行きました。
すると、たいていクラスの隅っこで1人で何かをしており、時には廊下やエントランス(職員室から見える場所)で1人でゴロゴロしていました(笑)
最初に見たときは目を疑いました。
クラスで絵を描いていても、絵本の読み聞かせを他の子が黙って聞いていても、長男はマイペースに自分の気の向くままに行動している様子でした。
先生も気にかけてくれて、声かけは頻繁にしていただいたのですが、息子の「我が道をいくスタイル」は頑なで、先生の言葉を聞き入れている様子は全くありませんでした。
それでも、徐々にみんなと一緒に絵を描いたり給食を食べたりしていくようになりました。
それもこれもクラス担当の先生から校長先生に至るまで、少人数の幼稚園ならではのサポート体制が整っていたからだと思います。
普段の長男の様子を見ているだけでも、この幼稚園を選んで本当に良かったと感じています。
「行事には一切参加致しません!」
以前にも行事に参加しない長男の様子をブログに投稿していますが、年少から年中にかけて、長男は「幼稚園の行事には一切参加しません!」を貫き通しました(笑)
どうしてそうも頑ななのか。
おそらく、自分が上手にできなかった、失敗しするかもしれないという不安が強すぎて、チャレンジするという気持ちになれなかったんだろうと思います。
私たち夫婦は、そんな長男の成功体験を増やして失敗に対する不安を解消しようと日常的にポジティブな声かけを続けたり、幼稚園の行事で行われるかけっこやお遊戯を一緒に練習したり、果てにはラジオ体操を一緒にやったりしていましたが、やはり長男のこだわり(というか不安)はなかなか強く、長男が抱く不安をなかなか溶かしてあげられませんでした。
長男の行事への参加の歩みについては、別の記事にまとめていますので、そちらもご覧になっていただけると嬉しいです。

長男のトイレ事情
長男は、最終的に幼稚園時代にはオムツ離れができませんでした。
長男おオムツが外れたのは、小学校1年生になってからです。
幼稚園側とも相談してオムツについては無理強いをせず、静観し続けました。
オムツ離れは親としてはとても気になる点だと思いますし、実際に我が家もヤキモキしました。
でも、「いつかはオムツは外れる!」と割り切ることにしました。
最終的には夫がプレッシャーをかけたことでオムツを卒業できたので自然とクリアできたわけではありませんが、オムツについては私たちもある程度覚悟を決めて割り切っていました。
みんなと同じ様に幼稚園生活をして欲しい。友達をたくさん作って欲しい。と思っていたけれど、、、それでも長男らしく過ごせたのは良かったと思っています!
親の期待と現実
子供が幼稚園に通っているときに親として一番望んでいたことは、クラスの友達と太陽の様な笑顔で、鈴を転がす様な笑い声をあげて楽しく遊ぶ様子を見せてくれることでした。
ですが、実際に幼稚園生活が始まってみると、長男は常に1人で過ごして友達とはほぼ交流せず、お気に入りの先生に声をかけられるとその先生にべったり状態。
私が知る限り、クラスの子と遊んだりかけっこしたり喧嘩したりなんてことは、ただの一度もありませんでした。
親としては友達をつくって幼稚園生活を楽しんでくれるのが一番でしたが、長男の場合は、そううまくは行きませんでした。
最初の頃は、お迎えに行っても、他の子達が友達とバイバイをしたり追いかけっこをしているなか、隅っこで靴を履いて先生にバイバイをして1人で幼稚園の玄関を出てくる姿に悶々とした気持ちを抱いたこともありました。
だけど、、、それでも、、、幼稚園の玄関を出ててきたとき、ママやパパの姿を見つけると、満面の笑顔で駆け寄ってくる長男は、涙が出るほど可愛くて愛おしくて、、、
親としては友達がたくさんできてキラキラ輝いている長男を見たい気持ちはありましたが、それでも私たちに向ける安心し切った笑顔を見ると、長男にとって私たちといる時間が一番嬉しい時間なんだ、安心できる時間なんだと感じる様になりました。
長男には色々な特性があるけれど、それを含めて長男なんだから、まずは長男が安心できる親でいよう、1日幼稚園で頑張った長男をこちらも満面の笑みで迎えてあげようと考える様になりました。
とりあえず、長男の思う様に過ごしてもらいました
幼稚園のクラス担当の先生とも相談し、長男の幼稚園生活は『長男が思うままに過ごさせる。』ということに意識を向ける様にしました。
私たち親から見て「おかしな行動」だとしても、本人の行動を最大限尊重することにしたのです。
もちろん、クラスの子に迷惑をかけたり、してはいけないことについては私たちからきちんと教えて、そういったことをしないようにしていました。
そういう割り切りを抱き始めると、親としても幼稚園で独特な過ごし方をする長男をどっしりと見守ることができました。
もちろん、周りの保護者の目線が気にならないわけではありません。
集団行動ができない長男はどうしても目立ってしまいますからね、、、
それでも、そうやって見守り続けていたら、長男は年少、年中、年長と歳を重ねるごとに少しずつ周囲と溶け込めるようになってきました。
客観的に見れば周囲から浮いたままの存在であったとは思いますが、親の私たちから見れば、長男に徐々に社交性が備わってきているのがわかるので、正直に嬉しかったです。
幼稚園の先生方のサポートがあればこそなので本当に感謝しています。
年中の頃から参加できた各種行事
そんな長男が年中の頃から覚醒します。
あんなに頑なに拒否していた幼稚園行事に参加したのです。
一言だけですがセリフのある劇への参加、合唱も大きな声で歌いました。
運動会ではかけっこにも参加しましたし、拙いながらもお遊戯も踊りました!
涙腺崩壊です。
大決壊です。
長男の成長は周りの子供からするとほんの小さな成長ですが、私には大きな大きな一歩なのです。
これで自信がついたのか、この後の行事は全て参加し、最後は卒園式でみんなの前で卒業証書を受け取るという姿まで見せてくれました(泣)
それでも長男には多くの問題があります。でも、確実に成長しています。
もちろん、発達障害との付き合いは続きますし、長男はまだまだ多くの問題を抱えています。
年中の頃から、長男にはチック症状が現れました。
当ブログでも投稿している『音声チック』です。
「あっ」とか奇声を発してしまうチック症状です。
幼稚園の頃はそれほど頻出していませんでしたから、幼稚園の先生ともそれほど話題にすることはありませんでしたが、今考えると、この頃から本人にとってストレスがかかる行事等が近くなるとチック症状が出るようになっていました。
それでも長男は確実に成長しています。
幼稚園生活の3年間で親として肌で感じることができました。
発達障害があるので、幼稚園に通えるか悩んでいましたが、本当に幼稚園に通わせて良かったと思っています。
発達障害児が幼稚園生活で成長できた理由は?
発達障害を抱える長男が幼稚園生活で成長できた理由は
- 少人数の幼稚園を選択したこと
- 幼稚園の先生と頻繁に長男のことを話し合えたこと
- 親が覚悟を決めて長男の成長を見守ると決心したこと
という点が大きいかなと思います。
特に長男が通った幼稚園の皆さんは長男の障害や特性を汲んだ上で、長男が過ごしやすいような環境を整えてくれていました。
もちろん、ほったらかしにはせずに長男に声掛け、活動への誘導等を程よい感覚で行ってくれていました。
園長先生も主任の先生も本当に良い距離感でいてくれたことは感謝しかありません。
発達障害児の幼稚園生活は一筋縄ではいかないと思います。
もちろん、それぞれの子供でそれぞれの特性があるので画一的に対応なんてできませんから、幼稚園は長男の特性を見て上手に対応してくれていたと思います。
そういったサポートのおかげで年中、年長と目を見張る成長を見せてくれたので、幼稚園の皆さんには頭があがりません!
まとめ|発達障害の幼稚園生活は大変かもしれませんが、成長を見守るというある種の我慢も必要かもしれません。
発達障害を抱える長男の幼稚園生活は、決して「順調」とは言えないものでした。
行き渋り、集団行動の難しさ、行事への不参加など、周りと比べて不安になることもたくさんありました。
それでも振り返ってみると、無理に「普通」に合わせようとしなかったことが、結果的に長男の安心と成長につながっていたように感じます。
少人数の幼稚園を選び、先生とこまめに情報共有をしながら、本人のペースを尊重する――その積み重ねが、少しずつ「できること」を増やしてくれました。
発達障害のある子どもの幼稚園生活に、正解はありません。
周りと同じようにできなくても、その子なりの成長は確かにあります。
この記事が「今、幼稚園生活がうまくいかず悩んでいる」「この選択で本当に良いのか不安に思っている」そんな親御さんにとって、少しでも心が軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
ご意見、ご感想等あればコメント欄にコメントいただけると嬉しいです。
では、また!


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