止まらない音声チックに悩む日々 〜母としての本音〜

チック症

長男の発達障害と最初のチック症状

 以前もお話ししたとおり、我が家の長男は「自閉症スペクトラム症(ASD)」という発達障害を抱えています。

 彼の特性は、感情のコントロールが難しく、私たちにとっては些細なことでも強く反応し、癇癪を起こしてしまうことがあります。他者とのコミュニケーションも苦手で、一人の世界に入り込む傾向があります。

 乳幼児期から子ども医療センターで診てもらい、療育支援も継続して受けてきました。小学生になった現在は、支援級に通っています。

 そんな長男に「音声チック」という新たな症状が現れたのは、幼稚園の年長の頃でした。

 長男の音声チックについては、別記事も投稿していますので、そちらもご覧ください。

最初は小さな奇声。でも今は、、、

 長男の音声チックは、幼稚園の年長くらいから始まりました。

 初めは、「あっ」といった短い声を突然発する程度でした。主に学習発表会など、大きなイベントの前後に見られることが多く、緊張が原因なのだろうと思っていました。

 イベントが終わると落ち着くことが多かったため、「これは成長と共に自然に落ち着いていくのでは」と、前向きにとらえていた時期もありました。

 しかし、小学生になった今では、イベントとは関係なく、日常的にチック症状が出るようになってしまいました。

 さらに、その発語の内容がエスカレートしていき、「◯ネ!」「シネ!」「おっぱい」など、思わず耳を塞ぎたくなるような言葉に変わっていきました。しかも、それを大声で繰り返すのです。

「注意しない方が良い」とわかっていても、、、

 病院や療育の先生たち、Instagramなどで出会った他の親御さんたちの投稿を通じて、「チック症状は脳の働き方の違いから来る体質的なものであり、本人の意思でコントロールできるものではない」ということは、十分理解しています。

 また、「注意しない方がいい」というアドバイスもよく耳にします。注意されることで本人のストレスが増し、かえって症状が悪化する可能性もあるからです。

 それでも、時々私は、注意してしまうのです。

限界を迎える母の心、、、

 なぜなら、私の心がもう限界だから。

 家で一緒に過ごしていると、突然「◯ネ!」や「◯んこ!」という言葉が大声で飛び出し、さらに最近ではどこで覚えたのか、女性器や性に関する単語を叫ぶことも……。

 耐えられません。

 思わず「やめて!聞きたくない!」と叫んでしまう自分がいます。

 最近は、そんなやりとりの繰り返しで、お互いにイライラしてしまい、正直、長男と家で過ごすのがつらくなってきています(泣)

今は「成長を待つしかない」のかもしれない

 病院で相談したり、漢方薬を試してみたり、ペアレントトレーニングで癇癪やチックへの対応を学んだり…できることは色々と試しています。

 でも、今のところの結論は「本人の成長を待つしかない」ということ。

 トゥレット症も含め、多くの子どもは思春期を超えると徐々に症状が落ち着いてくるケースが多いそうです。

 それまで、なんとか…がんばるしかないのかもしれません。

夫婦で愚痴をこぼしながら、、、

 日々の悩みやストレスは、夫と一緒に愚痴をこぼし合っています。(もちろん、長男のいないところで)

 一人で抱え込まないこと、ガス抜きをしながら過ごしていくこと。それが今、私たち親にできる大切なことなのかなと思っています。

 また、ここで吐き出させてくださいね。

 では、また。

 

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