音声チック(汚言症)の長男に「自分の部屋」を作ったら…少しだけ穏やかになった話

チック症

『長男の部屋』を作り、ベッドを置いたきっかけは『音声チック(汚言症)』

 みなさん、こんにちは。

 今回は、長男の音声チック(汚言症)がきっかけで、自分の部屋にベッドを置くことにした体験談をシェアしたいと思います。

 長男は、発達障害(自閉症スペクトラム症)を抱えており、小学校の支援級に通級しています。

 そんな長男は、音声チック(汚言症)という症状も出ていて、「◯ね!」などの攻撃的な言葉や、「◯んこ!」などの下品な言葉を、無意識に発してしまう状態が続いています。

 そんな長男に自分の部屋を与えベッドを置こうと思った経緯や実際に実行してみた効果をお伝えしたいと思います。

長男の『音声チック(汚言症)』について

 冒頭でも触れましたが、長男には「発達障害」と「音声チック」があります。

 発達障害(自閉症スペクトラム症)では、癇癪を起こす、感情のコントロールが上手にできない、人との関わりが難しいという特性があります。

 長男の発達障害について、当ブログで紹介していますので参考にしてください。


 発達障害は、発達がでこぼこなので、成長とともに少しずつ感情のコントロール等が落ち着いてきた面もありますが、幼稚園年長から見られるようになった音声チックが、最近ひどくなってきました。

 具体的には、「◯ね!」などの攻撃的な言葉や、「◯んこ!」などの下品な言葉を、無意識に発する症状です。

 これは「汚言症(コプロラリア)」と呼ばれる音声チックの一種で、本人の意思に反して不適切な言葉を発してしまう症状です。

 音声チック(汚言症)についても、当ブログで記事を書いていますので、そちらもご覧いただければと思います。

朝から晩まで止まらない汚言症

 長男の汚言症は、朝起きた瞬間から、夜寝落ちする直前まで続きます。

 医師からも「注意すると悪化することがある」とアドバイスをもらっているため、なるべく注意しないようにしていますが、頻繁に連呼されると、どうしても咄嗟に注意してしまうこともあります…。

 学校では幸い出ていないようですが、親としては不安でいっぱいです。

 こういう状態が数ヶ月続いていると「あれ?もしかして注意する親といるのがストレスになって、家でチックが出るのでは?」と感じることもあります。

 なんとか、長男のために改善すべき道はないか学校の先生はもちろん、長男が通院している病院の医師や療育の先生にも相談しながら、また、ペアレントトレーニングでアドバイスをもらいながら生活しています。

 ここ数ヶ月、私の頭の中は長男の音声チックのことでいっぱいです。

 考えるだけで胸に重しがずーんと乗っかってくる状態です。

 なんとかしないと自分が潰れてしまうのではないかとすら思っているのです(泣)。

長男に『ベッドの購入』と『自分の部屋』を提案

 そんな中、ふとひらめいたのが、「長男専用の空間を作ってみたらどうか?」ということ。

 長男はもう小学校の中学年の歳ですし、少しの環境の変化で汚言症が改善されないかという淡い期待もありました。

 長男は私に対して生意気な口を聞き、憎まれ口も達者ですが、心の底から寂しがりやで気の小さな子なので、捉え方によっては突き放すような提案に、すごい抵抗してくるのではないかと思いました。

 ある日、長男にこう言ってみました。

私<br><br>


ベッド買ってあげるから、夜は一人で寝てみたら?(どんな反応するかな、、、)

長男
長男

(目キラキラ✨)いいね!俺、自分の部屋欲しかったんだぁ!

 なんと長男の反応は予想外に前向きでびっくりしました。

 普段であれば「なんで!」「ぼくのこと嫌いなんだ!」「かぁちゃんは何にもわかってくれない!」等と泣き叫び癇癪を起こしそうなところ、こんなに前向きなことを言ってくるとは思わなかったので、思いがけず長男の精神的な成長を見れた気がしてなんだか嬉しくなりました。

 ただ、私とすれば願ったり叶ったりの状態なので、さぁさぁ善は急げとベッドを購入することにしたのです(笑)

選んだのは無印良品のベッド

 ベッド選びは、ニトリや無印良品、ホームセンター等を見に行って、最終的には無印良品のベッドにしました。 

 無印良品には、もう少し値段がお手頃なパイン材のベッドもあったのですが、長男の勉強机との色合いを考えてこっちのベッドを選びました。

 ベッド選びはそんなに悩みませんでした。木製ベッドは、取り扱っている店も限られていて、どの店も概ね同じ価格帯でしたから、その中でシンプルで一番私の好みに合った無印良品のベッドにしたという感じです。

 選んだサイズはシングルサイズです。

 残念ながら私が住んでいる地域の無印良品の店舗には店舗在庫がなかったため、取り寄せとなりました。

 自宅に配送を頼むとなんと送料4,500円もかかりますが、店舗受け取りにすると送料が無料になるということで、店舗受け取りにし、せっせせっせと車で受け取りに行きました。

 ベッドの設置も説明書どおりにやれば、、、というか、はめ込むだけの簡単な仕様になっていたので、大工仕事が苦手な私でも簡単に組み立てることができました。

 布団は、お値段以上ニトリで新調しました(笑)長男が学校から帰ってくる前にベッド、布団のセッティングが完了し、いざ長男へのお披露目準備完了です。

模様替えで長男の部屋が誕生

 長男の部屋は、我が家の2階にある5畳の洋室です。

 今までは、物置き部屋にしていて、勉強机は1階の居間横の部屋に置いていました。

 机はしばらく1階に置いたままにしておこうと思いますが、長男の部屋に置いていた荷物を片付けてベッドを置いてみるとなんだか殺風景になってしまったので、今後、勉強机等も2階に移動して本格的に長男の部屋作りをしてあげようと思います。

ベッド設置初日、長男の反応は? …なんと早速ベッドで寝ました

 学校から帰った長男にベッドをお披露目すると、長男は「おぉ!」と喜んでくれました。

 そして、自分の部屋にセッティングされたベッドと棚を見て、早速、1階に飾っていたお気に入りの食玩フィギュアをベッドフレームや棚に飾り始めました(笑)

 そして、その日の夜、自分の部屋のベッドで就寝していました。

 初めての「一人寝」で寂しくてママのいる寝室にくるかなと思いましたが、なんと朝までぐっすり寝ていました(笑)

 私も、そんな息子のおかげで、夜は音声チックを聴きながらの就寝ではなく、久しぶりに心穏やかに(汗)ぐっすり寝られたような気がします。

 長男と一緒に寝ないことで、私の方が寂しさも感じていたかもしれません。

 その後も、長男は自分のベッドで寝て、学校から帰ってくると2階の自分の部屋で絵を描いたりおもちゃを飾ったり自分なりの楽しみを見つけているようです。

 そして、長男からも「勉強机を2階に移してほしい」というご要望がありました(笑)

長男の部屋にベッドを置いた効果

 長男の部屋にベッドを置いたことで、音声チック(汚言症)が、ほんの少しだけ落ち着いてきたような気がします。

変わったところ
  • 就寝時に1人で寝るという自立心が芽生えた
  • 就寝時の汚言症を聞かなくて良いのでママの精神衛生的にも良い
  • 日常の音声チック(汚言症)が少し減った気もする(気のせいかもしれないけど、、、)

最後に

 長男の部屋にベッドを置いてまだ約2週間程度ですが、今後、長男がどんな成長をしていくか、このブログで紹介していきます。

 まだまだ世間的に認知度の低い音声チック(汚言症)で、対応方法も家族ごとに異なるものだと思いますが、似たような悩みを抱えているご家庭もいると思います。

 だからこそ、同じ悩みを抱える方に少しでも参考になればと思い、この記事を書きました。

 今後も、長男の様子や取り組みについて、引き続きブログでシェアしていきますね。

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 では、また。

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